グリザイユ画法を使ってイラスト制作・加工する方法|初心者向け
目 次
簡単!線画が苦手でも出来るグリザイユ画法
突然ですが、「グリザイユ画法」という技法を知っていますか?
筆者も、まだまだ勉強中の技法です。今日はそんな「グリザイユ画法」について、簡単な説明と実際にイラストにも取り入れながら描き方について紹介していきたいと思います。
グリザイユ画法とは
グリザイユ画法とは、元々油絵の下書きを描く技法の一種で、グリザイユとはフランス語で「灰色」の意味で、その名の通り、
なので、描く対象物の陰影を、いかに明暗の濃淡で表せるかで、作品の出来がかわって来るのです。
また、メリットとして、塗りの工程を先に行うので、比較的短時間でイラストなどを仕上げられる事です。線画が苦手でも、塗りがメインになってきますので、是非一度挑戦してみて下さい!
グリザイユ画法 その1「ラフ」
ざっくりと対象物の輪郭を決めて、ラフ画を作成します。
最初の時点では、本当にざっくりでOKです。この状態から、徐々に明暗を書き込んでいきます。
グリザイユ画法 その2「グレースケールで着色」
先程のラフ画にグレースケールで色を乗せていきます。
それっぽい感じで、影の部分は濃く、光が当たる部分は明るく塗っていくだけのお仕事なので、線画の時点でライフケージをガッツリ削られる私にとっては比較的簡単な方法です。
グリザイユ画法 その3「元の線画と馴染ませる」
早く塗ってみたいですが、もう少し我慢です!
元の線画とも馴染ませつつ、陰影を整えていきます。
この辺りは厚塗りが得意な人になりたいなぁと憧れながら、ガシガシ細かい部分も書き込んでいきます。
グリザイユ画法 その4「オーバーレイで着色」
お待ちかね! カラーの着色に着手していきます。
レイヤーの上に、もう一枚レイヤーを重ねて、クリッピングマスクをかけましょう。
その上から、絵画モードをオーバーレイで自由に色を着けていってみて下さい。下地で書いたグレースケールのイラストに着色されていく筈です。
最初は私もこんな描き方があるんだと感動しました。この方法は色んな所で活躍できると思います。今回は、イラストの他にも写真を使って、「グリザイユ画法で髪の毛の色を変える方法」も、ちょこっと紹介していきます。
グリザイユ画法で髪の毛の色を変える方法
ではグリザイユ画法を使って、簡単に髪の毛の色を変える方法を紹介します。
まずは、髪の毛だけに選択範囲を作って、「色相・彩度」の彩度を0にします。
上図の様な、灰色の髪の毛になればOK!後は簡単です。
イラストの時と同様に、髪の毛の選択範囲部分に対してオーバーレイで着色しましょう。この場合はオーバーレイで100%だと、色味が不自然になってしまうので、色を着けたレイヤーの不透明度を50%程度まで落としてあげれば、ナチュラルな色味に変更する事ができます。
この方法を使えば、髪の毛意外にも唇や瞳、肌等といった部分も簡単に色を変えることが出来ます。
一部分だけ色を残して、その他はモノクロにしたままでもおしゃれですよね。
今回は「グリザイユ画法」を使ったイラストの作成と画像加工について紹介してみました!他にも面白いテクニックや手法をこれからも、積極的に試して行きたいと思います。
- 画像参照元:wallpaperscraft
- 著者.
- リースエンタープライズ レジェンズ
- 社名.
- 株式会社リースエンタープライズ
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リースエンタープライズを創業時期から現在まで中心となって支えてきた人たちが残したブログやクリエイティブ作品、そして日々学んだデザインやマーケティングなどに関する教養をまとめています。