mix-blend-modeを使ってCSSでオーバーレイ等描画モードを指定しよう

にリースはお応えします!

こんにちは、チーフデザイナーの塩谷です。
本日は新しいCSS3プロパティ「mix-blend-mode」の使い方をご紹介いたします。
デザイナーが気軽にいつも使用している「オーバーレイ」「乗算」「比較(明・暗)」などの描画モードがCSSで設定できるようになったんです。
これがCSSで表現できるようになることで、これまで画像で対応していた部分をテキストで対応出来たりして、SEO的にも管理的にも良さ気です。
残念ながらIEは未対応ですが、もはやIE対応はこの時代いらないでしょう、無視無視。
Windows10にアップデートして、せめてEDGEを使いましょう。
ブレンドモードの基本と使い方
さて、このmix-blend-modeの挙動ですが、基本的にはPhotoshopに準しているようです。
そもそもブレンドモードとは、重なるレイヤーのオブジェクトをどのように表示させるのかを指定する機能です。

画像のように2枚の写真を重ねた時、ブランドモードを指定することで様々な描画表現が可能になります。

Adobe製品であるPhotoshop・Illustrator・After Effect等では昔から存在する機能で、とても便利!もうデザイナーは当たり前のようにバンバン使用してますよね。
mix-blend-modeで指定できる描画モード
| 通常 | normal |
| 乗算 | multiply |
| オーバーレイ | overlay |
| ソフトライト | soft-light |
| ハードライト | hard-light |
| 比較(暗) | darken |
| 比較(明) | lighten |
| 焼き込み | color-burn |
| 覆い焼き | color-dodge |
| 差の絶対値 | difference |
| 除外 | exclusion |
| 色相 | hue |
| 彩度 | saturation |
| カラー | color |
| 輝度 | luminosity |
mix-blend-modeの指定方法
mix-blend-mode:overlay;
これだけです。とっても簡単。
それでは、使用例を見てみましょう!
mix-blend-modeの使用サンプル
・HTML
<div class="blend-sample">
<div class="blend-back">
<img src="">
</div>
<div class="blend-front">
<p>
SAMPLE TEXT
</p>
</div>
</div>
・CSS
/*これは適宜変えてね*/
.blend-sample {
width:100%;
position:relative;
height:100vh;
overflow:hidden;
}
/*背景画像*/
.blend-back img {
width:60%;
height:auto;
}
/*ブレンドモードを指定したテキスト*/
.blend-front {
mix-blend-mode: overlay;
position:absolute;
top:100px;
left:50%;
width:80%;
margin:0 0 0 -40%;
font-family: 'Oswald', sans-serif;
font-size:20vw;
text-align:center;
}
使い方はとても簡単ですね!
今回はあえて画像との境目で描画モードが変わるのを確認してもらうために背景画像を60%にしていますが、100%に変えれば画面一杯になりますよ。
画像でやりましたが、動画の上にmix-blend-modeを指定したテキストを配置しても、かなりカッコイイですよね!
デザイナーがCSSのみで描画モードが指定できるようになって、さらにデザインの幅が広がります!
最近、WEB業界もデザインの幅やクオリティが上がってきて、より一層デザイン競争が激化してきてますね。
がんばろう

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