死ぬまでに見たい絶景に建つ名作建築6選
にリースはお応えします!
こんにちは、チーフデザイナーの塩谷です。
皆さんは、国内旅行や海外旅行をして建築を見てまわるのは好きですか?
僕は建築旅行と題して、世界の建築を見て回るのがとても好きです。人間が作り得る最も巨大な制作物=建築にはロマンがあります。
目 次
建築はロマンの塊なのです。
あるものは、政治のプロバガンダとして使用された建築、あるものは富豪の夢とも思える機能を盛り込んだ建築、宗教信仰を行うために神のスケールで設計された建築など、建築は建てられた時代背景を色濃く反映したり、作り手の想いを感じ取ったり、ロマン的要素を説明すればキリがありません。
そんな中、――何故ここに建てたのか―― 明快なようで奇っ怪な建築というものが、世界にはいくつも存在します。
断崖絶壁にそびえたつ建築、川の上をまたぐように建てられた家など、大自然と溶け込んだ建築物はまるで神が作ったかのように美しい風景を作り出します。
今回は、建築ロマンに糸目をつけないあなたへ、普段なかなか見ることが出来ない絶景に建つ名作建築6選をご紹介いたします。
死ぬまでに必ず見ておきたいと思える絶景建築の数々、是非機会があれば実物を見てみたいものです。
【日本】世界一危険な国宝 投入堂
参照元:wikipedia
投入堂(三仏寺)は鳥取県東伯郡三朝町に存在し、なんと垂直に切り立った崖の上にそびえ立つ山岳寺院です。
投入堂に入るための道もなく、正に断崖絶壁で建てられています。国宝。
平安時代後期に建てられたとされ、細い柱のみで全体の荷重を支えています。
参拝のために死亡事故が多発する「世界一危険な国宝」と言われています。
投入堂がそびえ立つ三徳山は、706年に修行者の修行のために開かれた山です。
ほとんど登山と言える方法でしか参拝することが出来ず、険しい山道を進んでいくことになります。
なので、単なる山登りと思って侮っていると事故で死んでしまうのです。
中に入ること出来ず、稀に特別参拝で限られた人間だけが内部の参拝が可能となります。
世界的建築家 安藤忠雄や磯崎新も日本の重要な歴史建造物と認めており、鳥取県では山も含めた投入堂周辺一帯の世界遺産申請に動いているそうです。
【アメリカ】滝の上に建つ名作 落水荘(フォーリングウォーター)
落水荘(フォーリングウォーター)は、近代建築の巨匠「フランク・ロイド・ライト」によって設計されたエドガーカウフマンというお施主さんの週末住宅です。1939年建造。
アメリカ、メリーランド州、ウエストバージニア州、ペンシルバニア州の州境のリゾート地をさらに奥深く入った森の中にあり、建築学生であれば、授業で必ず習う建築物のひとつです。フランク・ロイド・ライトの代表作品と言えます。
落水荘(フォーリングウォーター)は、なんといってもその立地に驚かされます。
まるで滝の上に建っているかのようなこの週末住宅は、揉めに揉めたすえに実現しました。
内部には、落水荘がここに建つ前からそこにあった岩なのが内装のデザインとしてそのまま使用されているなど、自然との素晴らしい調和が見られます。
フランク・ロイド・ライトが提唱した「有機的建築」を実践した見事な邸宅です。
内部見学の際は、ツアーに申し込む(事前予約)必要があります。
ガイド付きで1時間程度、みっちりと落水荘について教えてくれるのでオススメです。(英語)
【ブータン】崖の上のタクツァン僧院
ブータンといえば、東日本大震災の際に、国王自ら来日し弔いを行ったことで一躍有名になった仏教国です。
タクツァン僧院は、細い崖の上にへばりつくように建てられた仏教寺院で、1998年に全焼・2004年に再建されたブータン最大の観光名所にして、ブータン仏教最大の聖地です。
バロ郊外に位置し、登り口まで車で来たらそれ以降は登山!歩いて登っていくしかありません。
さらに標高は2500m、日本人には不慣れな高山での登山は、息切れするのも早く、お目にかかるにはそれなりの覚悟が必要です。
ブータンを観光する際は観光ビザを必ず取得する必要があり、旅行会社を通して手配することになります。なので、自ずとツアー旅行になってしまいます。
自分でアレンジしたい場合は、現地の旅行会社に直接申し込んで観光ビザを取得し独自のツアーを組んでもらいましょう。
【ノルウェー】スリム満点絶景スポット ステーガスタイン展望台
ノルウェーといえば広大なフィヨルド地帯が有名ですよね。絶景が広がることで旅行でも人気のスポットです。
ステーガスタイン展望台は、約600m下の支流アウルランフィヨルドに突き出した展望スポットで、無料開放されていてアウルランフィヨルドを自由に見ることができるポイントです。
北欧らしいティンバー集成材のメガストラクチャーがかっこいいですね。
30m程突き出した先はガラスになっていて、落っこちそうなスリルを味わえます。
【エチオピア】芸術的彫刻建築 ラリベラの岩窟教会群
12世紀~13世紀頃に建設されたとされる、石を掘って建造された教会建築です。1978年世界遺産登録。
12世紀頃にエチオピアを統治していたラリベラ王が、エチオピアにもエルサレムのような聖地を作ろうと考え、独創的な建築工法を編み出して作り上げました。
岩盤を掘っているため、天井屋根は地面と同じ高さ、建築物はすべて地下に埋まった状態になっている、摩訶不思議な景観です。
教会群なかでも最も有名なのが、聖ギオルギス教会です。
驚くべきはその彫刻の美しさです。ディテールまで装飾が施された教会は内部にも聖書に描かれる場面が彫刻によって再現されています。
僕も見に行けたわけではなく、是非死ぬまでに見たい建築のひとつです。
行った人曰く、「思ったよりも大きく神秘的で、その出で立ちは感動ものである」そうです。
【ギリシャ】どうやって建てた!? メテオラ修道院
メテオラとは、ギリシャのセサリア地方に建てられた崖の上の修道院群で、世界遺産に登録されています。
まず疑問に思うのは何故こんなところに建てるのか?という部分ですが、修道士とは元々俗世を離れ神に祈りを捧げるために生きるものであるため、このような切り立った崖の上というのは、とても理に適っているのです。
例えが下手ですが、メテオラは大人気PCゲーム「minecraft」のマップに似ています。
ボコボコとした崖が多数切り立って、正に大自然という趣があります。
今でも6つの修道院が実際に稼働していて、観光することが出来ます。
さて、この6つの修道院、俗世との関わりを断つとは言えこんな断崖絶壁では農業も出来ませんよね。
食や物資に困ります。そこで、物資の運搬にはロープウェイが使われています。
最後に建築方法ですが、実はあまりわかっていないらしいです。
梯子やそれこそロープウェイなどを利用して資材を崖の上に運び込み、少しづつ完成させたのでは?という説が有力のようです。
まとめ
投入堂といい、ラリベラの岩窟教会群といい、メテオラの修道院群といい、宗教建築というものは、「神」の存在をバイタリティーとしてとんでもない建築が生まれやすいですね。
実はまだまだ絶景建築というものは存在します。
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