多言語ホームページ特設サイト制作の裏側～英語・中国語対応～

こんにちは。デザイナーのmiyamotoです。

最近、「外国のお客様向けのホームページを作りたい」というご相談をいただくことが増えています。
観光やビジネス、自治体など、さまざまな分野でインバウンド（訪日外国人）対応が重要視される中、「多言語・外国語対応ホームページ」の需要はますます高まってきています。

今回は、弊社が制作した【多言語ホームページ特設サイト】の制作秘話をご紹介します。
「なぜ多言語対応が求められるのか」「多言語対応サイト制作のポイント」など、これから多言語展開を検討している方にとってヒントとなる内容をお届けします。

なぜ今、多言語ホームページが重要なのか？

インバウンド需要はコロナ禍を経て再び拡大中。観光業界をはじめ、自治体や企業においても「英語」や「中国語」など複数言語での情報提供は、もはや選択ではなく必須事項。日本語だけでは届かない層に向けて、英語・中国語などの言語で情報を発信することが、多くの業界で「当たり前」になりつつあります。

また、検索エンジン（SEO）においても、ユーザーの言語に合わせて最適化されたページは、正しく評価され、検索結果にも反映されやすくなります。しっかりと構成・翻訳された多言語サイトは、「信頼性」・「利便性」・「アクセス数」の向上にも効果的です。

今回の制作でこだわった4つのポイント

シンプルで直感的な言語切り替えの導線設計

サイトを訪れたユーザーがすぐに言語を切り替えられるよう、ヘッダー（画面の上部のメニュー）に言語ボタンを設置しました。英語・中国語への切り替えがワンタップでできる設計で、ユーザーにストレスを感じさせません。

自動翻訳に頼らず、自然で伝わる表現を

弊社では、日本語・英語・中国語の3言語に対応できるエンジニアが在籍しています。そのため、自動翻訳では出せない「伝わる表現」を、文脈や文化の違いまで考慮して丁寧に翻訳。読み手に違和感のない自然な文章に仕上げました。

軽くて動きのあるデザインで、印象に残る体験を

今回の「多言語ホームページ特設サイト」は、Reactで構築し、表示スピードや動作の滑らかさを意識。アニメーションも多用し、軽快な動きとインパクトのある演出で、印象に残るデザインを目指しました。地球をモチーフにした動画でグローバルな世界観を演出し、LottieとFigmaの連携でイラストを動かすという初めての試みもしました。

実績の紹介でイメージしやすく

これまで弊社が手がけてきた多言語サイトや外国語対応の制作実績を掲載することで、これから検討される方が「自社ならどうなるか」をイメージしやすくなるよう配慮しました。

制作過程で見えた「多言語対応」のリアルな課題

多言語ホームページ制作での課題のひとつは「単なる直訳やGoogle翻訳などでは真の意図は伝わりづらい」こと。
簡易な翻訳では文化的なニュアンスが伝わらず、誤解を招く表現になることもあります。

たとえば、「こだわり」「おもてなし」といった日本語特有のニュアンスは、そのまま英語や中国語にしても伝わらないことがあります。意味がズレたり、まったく違う印象になることも。

また、言語によって文字数やレイアウトが変わるため、日本語では綺麗に収まっていたデザインも、外国語ではズレてしまうこともあります。そうした細かな部分も一つずつ調整しながら、全体のバランスを整えていくことが大切です。

これから多言語対応を考えている方へ

今後は韓国語やスペイン語、ベトナム語など、さらなる多言語展開のニーズも高まると予想されます。

弊社では、単なる翻訳にとどまらず、「多言語対応設計」から「多言語SEO対策」、「制作後のアフターフォロー」まで、ワンストップでご提案・制作が可能です。

「外国語対応を始めたいけど、何から着手すればよいかわからない」
「翻訳だけではなく、サイトの構成や導線も見直したい」

そんな段階からのご相談も大歓迎です。
「外国語でも、きちんと伝わるサイト」は、未来のお客様との橋渡しになります。
多言語・外国語対応ホームページ制作にご興味のある方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。