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「カラー」から考える、ホームページ制作

こんにちは、リースエンタープライズ デザイナーのkaizakiです。

ホームページのデザインを制作する際、初回のヒアリングで概要をお伺いいたします。
「理由」「目的」「ポイント」「ターゲット」・・・そして必ず「色」をお伺いしております。

「色」は、見る人に様々なイメージを伝えることができます。
今回は、ホームページを作るときにも考える「色」にポイントをあてみたいと思います。

そもそも色ごとに印象がある

■赤のイメージ 「アクティブ」「情熱的」「達成感」「自信」「生命力」「闘争心」
□白のイメージ 「清潔」「純真」「正義」「平和」「はじまり」「孤独」「空虚な」「軽い」
■黄のイメージ 「明朗」「躍動」「快活さ」「軽さ」「注意」「嫉妬」
■ピンクのイメージ 「やさしさ」「愛」「恋」「かわいらしさ」「感謝」
■緑のイメージ 「調和」「さわやかな」「平穏」
■青のイメージ 「平和」「誠実」「冷たい」「涼しい」「集中」「清潔」「憂鬱」「孤独」
■紫のイメージ 「上品」「女性的」「厳粛」「神秘」「妖艶」
■オレンジのイメージ 「朗らか」「カジュアルな」「あたたかい」
■黒のイメージ 「高級」「シック」「清貧」「重厚」「陰鬱」

参照:カラーイメージを味方につける | 色彩関連情報 | DICカラーデザイン株式会社

上記のように、「色」ごとで相手に伝わるおおまかな基本イメージがあります。
ホームページの方向性は決まっているけど、主とする「色」は決まっていない、というときは
社風や主旨と、「色」から受けるイメージを結び付けると効果的です。

イメ―ジは「彩度・明度・ポイントカラー」で変えられる

「色」の基本イメージについてお伝えしましたが、これは色の「彩度・明度」や「ポイントカラー」で印象をガラリと変えることができます。
例えば「青」で考えてみましょう。それぞれ異なる彩度・明度・ポイントカラーで組み合わせてみました。


このように、基本の印象を強めることもできれば、まったく違うイメージにすることもできます。

ただし、すでに基調色があるときはその色を重視

いわゆる「コーポレートカラー」というものです。

そもそもコーポレートカラーは、ユーザーに印象付けるために使われている企業のイメージ戦略のための色です。
いわばロゴマークとまったく同じ「会社の顔」のひとつ。

店舗・看板・名刺・広告物など、すべてコーポレートカラーを主としているなかで、ホームページだけまったく違う「色」を使うと、ページに訪れたユーザーは困惑することが想定されます。(最悪、表示するページを間違えたと思われる可能性も)
すでに基調色があり、かつ、ユーザーにも印象づけている場合は、違う「色」を使うリスクが大きいので避けるのがセオリーです。

ホームページの「色」の考え方の一例

クックマート/株式会社デライト 様
「地域の活気が集まる場所」というコンセプトにぴったりな、快活さを連想させる「赤」がベースのデザインになっています。

 

ハコベル/ラクスル株式会社 様
きっちりとした、正確性や誠実な印象を与える「青」はIT系事業によく採用されるカラーです。

 

東京医療保健大学 和歌山看護学部・大学院 和歌山看護学研究科 様
穏やかで、心地よさや安心感を与える「緑」は、医療福祉系のイメージカラーでよく見かけます。

「色」の印象は大きく訴求力に直結する

「色」と内容が反してしまうと相手の印象が一致しにくくなります。
結果、訴求力が落ちてしまい、効果が薄れてしまいます。

ホームページにたどり着く人は、事前にその企業や商品に何かしらイメージを持って訪れることも多いです。そのイメージを一致させユーザーを困惑させないために、「色」は大事な役割となります。

弊社にホームページ制作のご依頼の際は、取り入れる「色」も含めご提案させていただきます。
お気軽にご相談くださいませ。

 

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WEBデザイナー 貝崎
著者.
WEBデザイナー 貝崎
役職.
WEBデザイナー
資格.
Illustratorクリエイター能力認定試験 1級、Photoshopクリエイター能力認定試験 2級、色彩検定 3級

ハウスエージェンシーの広告会社で9年間WEBデザイン・ディレクションに従事。リースエンタープライズに入社後は、デザインからWordPressの構築まで、1つのサイト制作に終始することを多く担当するテレワークWEBデザイナー。