AI検索時代に備える–リースエンタープライズのAIO対策勉強会レポート

社内勉強会について

リースエンタープライズの季節に1回の勉強会（2025年夏期）を実施しました。
この勉強会は、最新のWEB技術のトレンドやお客様への提案内容をより充実させるために設立された「マジの勉強会」です。

今回は、マーケティング分野として今後台頭してくるであろうジャンルのAIO対策について取り上げました。
この勉強会へは協力会社様にもご参加いただき、さらに現在育児休業中のスタッフも任意参加できる形で開催。
嬉しいことに、育児休業中のスタッフが全員参加してくれました。社内外ともに、この分野への関心の高さを強く感じる機会となりました。

学習内容「AIOとLLMOの基本概念」

勉強会では、まずAIOとLLMOの違いについて整理しました。

AIO（AI最適化）
・AIに理解されやすいサイト構造を設計し、AI検索や生成AIに引用されることを目的とする施策。

LLMO（Large Language Model Optimization）
・AIクローラーに学習させるための最適化手法全般を指し、llms.txtの設計やサイトマップ作成、構造化コンテンツの提供まで含む広範な取り組み。

今回の担当者は「従来のSEOと並行してAIO戦略を実施することが、今後の集客競争力を決定づける」と強調しました。

勉強会で紹介された具体的施策

• llms.txtの設置：AIにクロールしてほしいURL・してほしくないURLを明示
• サイトマップの作成・整備：AIが重要ページを見つけやすくする
• 構造化マークアップの適用：FAQ、レビュー、会社情報などをschema.orgで明示
• コンテンツ設計：見出し・段落・用語を整理し、AIに正確に理解させる

AI対策実装戦略会議の内容

勉強会後に行われた実装会議では、以下の方針が決定しました。

1. 構造化マークアップは手動カスタマイズを基本とする
2. プラグイン化で標準機能を提供しつつ、案件ごとに手動調整（今後の方向性含む）
3. 月次サポート15万円程度で継続的にAIO対策をサポート形式で提供
4. 個別案件では要件に応じて実装を推奨。制作担当者判断とする。

AI対策とSEO戦略の統合

→【過去回】SEO対策の勉強会

さらに、AI対策とSEO戦略の両立について議論。ChatGPTやGPT-4を活用した検索最適化を視野に入れ、以下を決定しました。

1. 全サイトにAIOプラグインを導入
2. カスタマイズしていないサイトでは有効化を継続
3. カスタマイズ済みサイトではプラグインを停止し、手動で調整
4. A/Bテストを実施し、AIの回答満足度を計測・改善

AI対策勉強会のまとめ

今回の勉強会と会議を通じ、リースエンタープライズは「未来のSEO＝AIO」という認識を再確認しました。
今後はAIO実装を標準化し、クライアントサイトがAI検索で引用されやすい状態を維持するサポート体制を強化していきます。

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■過去の勉強会も是非ご覧ください

→【過去回】生成AIを学ぶ